ゲーム会社のパイオニアであるアタリ社の新しいコンソール「Atari VCS」が今秋発売される。「Atari VCS」はアタリ社のコンソールとPCのハイブリッド機で、ジョイスティックを搭載する予定だ。後にAtari 2600と名付けられたクラシックなアタリ・ビデオ・コンピューターシステムを基にしている。ローンチタイトルは現代風にアレンジされた「Missile Command: Recharged」だ。DOT ESPORTSが1日伝えた。
オールインバンドルには、Atari VCS 800システム、ワイヤレスAtariクラシックジョイスティック、Atariモダンコントローラが含まれる。Indiegogoのキャンペーンで支援した人には、10月までにAtari VCSバッカーユニットが出荷され、その後のプレオーダーや小売ユニットはホリデーシーズンに開始される。
ゲームとしては、名作「Missile Command: Recharged」を再考したものがローンチタイトルになる。「Missile Command: Recharged」は5月にSwitch、PC、iOS、Androidで発売され、好評を博した。
VCS版では、クラシックジョイスティック対応をはじめとしたプラットフォーム限定の機能を搭載する。VCS版「「Missile Command: Recharged」はこの秋に、Atari VCSストアでデジタル版が発売されるが、その他のゲームも近日中に発表される見込みだ。
ベースとなるVCS 800システムの価格は300ドル(約3万2000円)で、モダンとクラシックのジョイスティックはそれぞれ60ドル。Atari VCSはWiFiとBluetoothに対応しており、ほとんどのPC周辺機器と互換性がある。
Atari VCSには、100以上の家庭用およびアーケードのクラシックゲームへのアクセスを含むAtari Vaultが搭載される。ユーザーは、LinuxベースのOSであるAtari Worldを使用したり、Atari PC Sandbox Modeを使用して独自のOSをインストールしたりすることが可能だ。
アタリは48年の歴史を持つ。1972年に設立され、アーケードゲーム、家庭用ゲーム機、家庭用コンピューターのパイオニアとして活躍してきた。2004年、同社は以前、Atari Flashback 2で古典的なAtari 2600コンソールを再発明しようとしたが、長くは生産されなかった。
Atari 2600は1977年に発売され、大成功を収めた。アタリのゲームタイトルには、スペースインベーダー、アステロイド、ミサイルコマンド、ストリートレーサー、E.T. the Extra-Terrestrial、パックマンなどがある。