2020年09月29日

アップルがフォートナイトのEpicに報復、iOSとMacのUnreal Engineが危機に

Epic GamesがAppleを追いつめたが、今度はアップルが逆襲を仕掛けてきた。Epic Gamesはツイッターで、アップルが8月28日にiOSとMac向けのツールを開発するEpicの許可を取り消すことを明らかにした。Venture Beatが17日伝えた

これにより、iOSでのフォートナイトのアップデートが禁止されるだけでなく、EpicのUnreal Engineのゲーム作成ツールを使用している全てのゲームに影響が出る可能性がある。Epicはアップルからのこの報復を阻止するための申し立てを行っている。

法的文書の中で、Epicは次のように記している。

「Unreal EngineがAppleのプラットフォームをサポートできなくなった場合、Unreal Engineを使用しているソフトウェア開発者は、代替のものを使用せざるを得なくなります。Epicの継続的なビジネス、そして顧客からの評判と信頼に対するダメージは、計り知れないほどであり、取り返しのつかないものとなるでしょう。この訴訟が判決に至る前に、アップルがEpicを潰すことを防ぐためには、仮差止命令による救済が必要です。」

そのため、Epicは8月28日までにアップルを止めるよう裁判所に働きかけている。フォートナイトはEpicにとって巨大な収益源だが、Unreal Engineも同様だ。iOSと同じくらい大きなゲームプラットフォームへのアクセスを失うことは、同社にとって大きな打撃となる可能性がある。

「Epicはその主張の利点を踏まえて成功する可能性が高いですが、差止命令がなければ、最終的な判決が出るずっと前に、Epicは取り返しのつかないほどの損害を被ることになるでしょう。テクノロジー市場は迅速に動きます。このまま放置しておくと、アップルの行動は、フォートナイトユーザーの間でのEpicの評判に取り返しのつかないほどのダメージを与え、分離されたUnreal Engine事業の将来に壊滅的な影響を与えることにります。」

この戦いは、8月13日にEpicがiOS版とAndroid版のフォートナイトに直接支払いオプションを導入したことから始まった。これは、すべての取引の30%をカットするモバイルアプリストアを回避するものだ。Appleはすぐに報復として、iOSアプリストアからフォートナイトを削除した。Epicは訴訟を起こし、ゲーマーを味方につけるための漫画を制作した。Androidも後に同じことをすることになるが、Epicはメインのアプリストア以外でもAndroidユーザーにフォートナイトを提供することが可能だ。Appleでは、それができない。

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Marie Okamoto

東南アジアで記者経験をした後、日本に帰国。現在はTheDiceのコンテンツプロデューサーとして、海外のニュースを中心に配信。