英国のブックメーカー・ウィリアムヒルは27日、コロンビアでBetAlfaブランドでオンラインカジノとスポーツベッティングを提供しているAlfabet SASの過半数の株式を取得した。CalvinAyreが伝えた。
Betalfaは2018年にコロンビアでライセンスを獲得している。ウィリアムヒルは、買収したAlfabetの株式の比率や、また、同社が同持分に対して支払った金額は明らかにしていない。
ウィリアムヒルのCEOであるUlrik Bengtsson氏は、2017年に北欧の賭博運営会社Betssonから退社したと報じられているが、コロンビアの規制市場は「ラテンアメリカのギャンブル部門のロールモデル」であると述べており、今回の取引の背後にあるウィリアムヒルの主要な動機を示唆している。
コロンビアのオンライン市場は、ラテンアメリカの先駆者であったが、約20のオンラインライセンシーと一人当たりの収入の中央値が世界平均を大きく下回っているため、どの事業者もコロンビアのオンライン収益から特に利益を得ていないと言っても良いだろう。
しかし、欧州のオンラインカジノ事業者はコロンビアでのライセンス獲得に積極的だ。今月初め、ウィリアムヒルの英国上場のライバルであるエンテイン(旧GVCホールディングス)はコロンビアでのオンラインカジノ立ち上げ計画を発表した。
ウィリアムヒルは先週、ラトビアの規制されたオンライン市場で Mr Greenブランドを立ち上げたことを発表した。この動きは、どうブランドが10月にスペインでのライセンスを取得したことに続くものだ。