2020年08月14日

和歌山県がIR実施方針案公表、巡礼や食文化などストーリー性を持つ観光街道の整備求める

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カジノ含む統合型リゾート(IR)の誘致をめざす和歌山県は20日、IR事業者に求める条件などを記した「実施方針案」を公表した。実施方針案を発表したのは大阪に続き2カ所目となる。

和歌山IRの構想について、実施方針案では、「Sports&Wellness をコンセプトに掲げ、オーシャンフロントの立地と自然や温泉、食文化など和歌山県が有する豊富な資源を生かし、多様なマリンアクティビティとも連携することで、海洋リゾートの魅力を存分に発揮し、都市部では体験できない自然志向の楽しみと癒やしを提供」するとしている。

また、関西圏、伊勢湾、紀伊半島、四国圏の観光資源をつなぎ、巡礼や食文化といったストーリー性を持つ新たな観光街道を形成するよう事業者に求めた。

IR事業者の募集要項の公表は今年春頃、提案審査書類の提出期限は夏頃を予定し、IRの開業は2025年春頃を目指す。

実施方針案は本来、国の基本方針決定を受けて策定するが、衆議院議員の秋山司容疑者が絡む汚職事件が発生したため予定がずれ込み、1月公表予定だった基本方針がまだ定まっていない。日経新聞によると、和歌山県は準備を急ぐため方針案を先行して公表した。国の基本方針決定が大幅に遅れるような場合、基本方針の決定を待たずに、実施方針案のままIR事業者の募集を始めることもありうるという。

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Marie Okamoto

東南アジアで記者経験をした後、日本に帰国。現在はTheDiceのコンテンツプロデューサーとして、海外のニュースを中心に配信。