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ユニバーサルエンターテインメント、比カジノ「オカダマニラ」の売上高241億円に回復

フィリピンのカジノ施設「オカダマニラ」を所有するユニバーサルエンターテインメントは、2023年第1四半期の純利益(連結)が、前年同期比68.4%減の29億4600万円だったと発表した。売上は355億円で28%増加したものの、前年同期の時に経験した為替差益やリース契約の解除による収益がなかったことが純利益減少の要因。

セグメント別に決算結果を見てみると、統合型リゾート事業では、売上高が前年同期比117.3%増の241億1700万円、営業利益は41億3400万円だった。調整後EBITDAは79億2500万円。
グループ会社が運営するオカダマニラは、パンデミックによりフィリピン政府が運営を規制していたが、第一四半期には徐々に緩和されたのが奏功した。来場者数は前年同期の約2倍の146万人だった。

パチスロ機の販売など遊技機事業では、売上高は前年同期比31.4%減の111億4500万円、営業利益41.3%減の31億200万円だった。パチンコ機からパチスロ機に販売軸が移り、「沖ドキ!GOLD」や「パチスロ新鬼武者2」の増産販売を行うなどした。販売台数は約2万5000台で、次の四半期向けにおよそ5万台を受注済みという。今後もパチスロ市場は好調が続くと見ている。

メディアコンテンツなどその他の事業では、売上高は前年とほぼ横ばいの1億8100万円、営業利益は1億5800万円だった。シュミレーションアプリ「沖ドキ!GOLD」が、App StoreやGoogle Playの有料アプリ部門、ゲーム・カジノ部門でダウンロード数2位を獲得するなど好調だった。

ユニバーサルエンターテインメントは今後、オカダマニラのフィリピン国内顧客拡大、オカダマニラに誘致するためのアジア市場でのマーケティング強化、フィリピン向けオンラインゲームサービスの拡充などに注力するという。

 

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