米国のドナルド・トランプ大統領は、再選に向けたツイッターでの新しい動画広告に、リーグ・オブ・レジェンド(League Of Legends、LoL)の曲を取り入れた。The Washington Postがこのほど伝えた。
政治家または彼らのキャンペーンが、再選の広告の一部としてビデオゲームの音楽を使用することは珍しいが、ドナルド・トランプ大統領のツイッターでのキャンペーンでは、世界で最も有名なeスポーツであるリーグ・オブ・レジェンド・チャンピオンシップ・シリーズ(LCS)の過去のシーズンの曲を使用した。
PROMISES MADE, PROMISES KEPT! #KeepAmericaGreat2020🇺🇸 pic.twitter.com/CheEfoFUBT
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) January 17, 2020
曲は明らかにそのアップビートクオリティと壮大なリズムで選ばれ、eスポーツのリーグ・オブ・レジェンドで使用されているという事実は見落とされているようだ。
ワシントン・ポストによると、広告の曲はグレッグ・レーマン作曲の「The Throw Down」。この曲は、ユニバーサルプロダクションミュージックにサインアップした人なら誰でも利用できるものだ。リーグ・オブ・レジェンドの開発元のRiot Gamesによると、オリジナルの音楽や、ユニバーサルプロダクションミュージックのようなサードパーティのトラックなど、リーグ・オブ・レジェンドではさまざまなソースの音楽を使用しているという。
トランプ大統領のキャンペーンに音楽を使われるのに強く反応するアーティストもいる。ロックバンドR.E.Mのベース奏者のマイクミルズ氏は16日、トランプ大統領がR.E.Mの楽曲「Everybody Hurts」と「Losing My Religion」を使用することを防ぐために「すべての法的手段を模索している」と述べた。
We are aware that the President* @realDonaldTrump continues to use our music at his rallies. We are exploring all legal avenues to prevent this, but if that’s not possible please know that we do not condone the use of our music by this fraud and con man.
— Mike Mills (@m_millsey) January 15, 2020