AGAのCommercial Gaming Revenue Trackerによると、店舗型カジノゲーム、スポーツベッティング、iGamingからなる米国のゲーミング産業の2023年2月の収益は51億2000万ドルだった。World Casino Newsが伝えた。
この収益は、2月の市場実績としては過去最高であり、前年と比較して14.5%増加した。また、24カ月連続での成長で、2023年2月までの6カ月間はゲーム収益が50億ドルの大台を超えた。
収益の内訳は、店舗型カジノ施設が合計39億7000万ドル、スポーツベッティングが6億7870万ドル、iGamingが4億6500万ドルだった。
AGAによると、店舗型ゲーミングの収益が全体の収益に占める割合は78.5%。スポーツベッティングの季節的な落ち込みがあり、店舗型ゲーミングのシェアが大きかった。
23年2月は、商業ゲーミングが可能な33州のうち29州で、前年同期と比較して収益が上昇した。モンタナ州とデラウェア州は、それぞれ20.6%、1.7%の減収となった。これらの州はスポーツ賭博に特化した小規模な市場であることが影響した。
2月のスポーツベッティング市場は、大学やプロフットボールのシーズン終了に伴う大幅な減速により、市場心理はやや低調だった。スポーツ賭博の取扱高は84億1000万ドルで、1月に比べて26.9%減少したが、それでも前年の2022年2月より5.8%高くなっている。