ノースカロライナ州上院は、さらなるギャンブルの拡大を検討している。ノースカロライナ州では、3月下旬にスポーツベッティングを認める法案が下院で承認され、現在は上院での審議待ちとなっているが、今度は一部の議員たちがカジノゲームの拡大についても議論している。YOGONETが伝えた。
現在、同州では、教育宝くじや部族カジノでのギャンブルなど、いくつかの形態のギャンブルが合法化されている。しかし、拡張案では、まだ認可されていない他の種類のギャンブルをさらに合法化するのを狙っている。
この計画では、ノースカロライナ州は州全体でビデオ宝くじ端末を許可し、ネイティブアメリカンの部族の土地以外でも完全なカジノを許可することになる。リンカーン郡の共和党員であるジェイソン・セイン議員は、「彼ら(上院議員)からは、VLTや東部ノースカロライナ州のカジノ候補地について取り上げたいと言われ続けている」と述べている。
最近のギャンブルに関する分析では、州内のアンソン郡、ナッシュ郡、ロッキングハム郡に3つのカジノを設置した場合、予想されるゲーム総収入は16億ドルになるという。
一方で、バージニア州のダンビルとハンプトンロードにカジノが開発されたら、ノースカロライナは2億5900万ドルの潜在的なゲーム総収入を失うという試算がある。
バージニア州は、2020年にバージニア州南部の4都市でのカジノを承認している。
カジノに加え、スポーツベッティングもビデオ宝くじ端末も拡張されることになる。Geofencing技術により、ノースカロライナ州の住民が州境を越えて、バージニア州やテネシー州などスポーツブックが合法な州に移動し、オンラインスポーツベットを行っていることが明らかになっている。
ギャンブルの拡大が検討されているが、法案の正確なスケジュールや、この計画が現実的に承認されるかどうか、多くの詳細は不透明なままだ。