タイ警察は24日、バンコクと北部のチェンライ県にある13カ所を家宅捜索したと発表した。カタールでのワールドカップが賭け対象としても注目される中、タイ国内最大級の賭博シンジケートを取り締まった。NHK WORLDが伝えた。
違法賭博とマネーロンダリングの容疑で、賭けサイト運営者を含む5人を逮捕した。
警察によると、同サイトでは5年間で8500万ドル以上の取引があったという。
この組織は、利益で高級時計、ハンドバッグ、自動車を購入し、警察から金の存在を隠そうとしていた。
タイで合法な賭博は宝くじと競馬のみ。ワールドカップ賭博は、以前から懸念されていた。
カタールで開催中のサッカー大会が11月に開幕して以来、9000人以上のギャンブラーが逮捕されている。ある専門家は、タイの人々が大会期間中に費やす費用は約15億ドルにのぼると予測している。