2020年07月06日

SJMの19年ゲーム収益は減少するもVIP特権削減などで利益は2.5%増

macau

「グランド・リスボア」などマカオでカジノ含む統合型リゾート(IR)を運営するSJMホールディングスは16日、2019年の利益が前年比12.5%増の32億香港ドル(約440億円)だったと発表した。純ゲーム収益は同1.5%減の332億香港ドル、調整後EBITDAは同13.2%増の42億香港ドルだった。市場全体でVIPギャンブル部門は不況だったが、ジャンケットオペレーターへの支払いやVIP特権を削減したため、利益の増加に繋がった。CalvinAyerが17日伝えた
SJMのVIPギャンブル収益は前年比30.4%減の137億香港ドルとなり、SJMのゲーム収益全体に占めるVIP部門のシェアは10ポイント以上減少して34.2%になった。VIP部門の減少はコミッションとインセンティブの大幅な減少により補った。また、 VIP特権を前年の3分の1に減らし6億8400万香港ドルに抑えた。

対照的に、マスマーケットのテーブルゲーミング収益は8.9%増の251億香港ドルとなり、ゲーミング収益全体の62.8%を占め、前年比で10ポイント以上増加した。 SJMは、2018年末からマステーブルを86台増やし、2019年末には1511台にしている。SJMのスロットマシンの収益は2.5%増の12億香港ドルだった。

SJMの主力カジノである「グランド・リスボア」の業績は、同社の全体的な業績よりも二極化しており、収益は17.6%減の129億香港ドルで、利益は17.3%増の22億香港ドルだった。

SJMのマカオのカジノ市場全体に対するシェアは2019年に14.1%で、前年から0.7ポイント減少した。 VIP市場でのSJMのシェアは1.8ポイント低下して10.4%、マスシェアは19.5%から18.2%に低下した。

SJMは、コタイで開発中の「グランドリスボアパレス」の施設が「2019年後半」に完成予定で、必要な申請を提出したと発表した。 SJMは、マカオの6つのカジノ事業者のうち、コタイでまだ施設を立ち上げていない唯一の企業だ。

この新しい施設によりSJMは、コロナウイルスの影響によって2月に全てのカジノ施設が15日間閉鎖されたことに起因する財務面での穴を埋めることができると考えているという。 SJMは、コロナウイルス危機の結果として課された旅行制限が「マカオの訪問者の流出させた」と指摘。これは、SJMの上半期のパフォーマンスに、潜在的にはそれ以降にも重大な影響を及ぼすだろうと話した。

シェアする
Marie Okamoto

東南アジアで記者経験をした後、日本に帰国。現在はTheDiceのコンテンツプロデューサーとして、海外のニュースを中心に配信。