シンガポールの公営賭博管理庁は、2022年3月に終了した昨年度の宝くじやスポーツ賭博の売り上げが、合計92億SGドルで前年度から約40%急増したと発表した。過去10年間で最高金額となった。The Straight Timesが伝えた。
シンガポールのCovid-19規制によ、り2021年の4月7日から6月1日まで、シンガポール・プールスの全店舗、シンガポール・ターフ・クラブの2つのカジノは営業停止命令が出されていたが、規制を解除し始めた後、宝くじとスポーツに賭けられた金額が増加した。
宝くじを運営するシンガポールプールズと、競馬を運営するシンガポールターフクラブは、公営賭博管理庁が管轄している。宝くじは4-D、Toto、Singapore Sweepからなり、スポーツベッティングはサッカーとモーターレースのベットを指す。各ゲームへのベット総額の内訳は明らかになっていない。
シンガポール・プールのオンライン賭博サイトが参加を手軽にするものであり、顧客の賭博頻度を高めており、昨年度の宝くじやサッカーへの賭け金の急増につながった可能性を指摘する専門家もいた。
ギャンブル問題を担当する政府部門の最新の調査によると、世論調査を受けた18歳以上のシンガポール人および永住権保持者の44%が、2019年に少なくとも1つの形態の賭博行為に賭けたと回答している。2020年の調査では、4-Dが最も人気があり、Totoが続いた。