2024年04月26日

ポーカーの確率一覧 各役の確率とカードの組み合わせパターン

ポーカーの確率一覧 各役の確率とカードの組み合わせパターン

ポーカーで安定して利益を上げるためには、場面場面で適切な判断を下すことが大切です。
ポーカーは運も絡みますが、基本的には確率のゲームです。
そこで今回は、ポーカーをプレイする際に訪れる様々な場面の確率を紹介します。

 

ポーカーの確率を知ることは大事

ポーカーは「運が半分、実力が半分」といわれるゲームです。
運は変えられませんが、実力の部分は努力で勝率を上げることが可能です。
強いプレイヤーは、
「ここでストレートが引ける確率は約30%だから、相手のベットにコールできる。」
という風に、確率に基づいたプレイを行っています。
役が揃う確率、手札とコミュニティカードの組み合わせによる勝率などを把握しているので、短期的には負けが続いても長期的には期待値がプラスになるプレイができるのです。
初心者の人は、まずそれぞれの役ができる確率や様々な状況でどちらが有利なのかを判断できるようになりましょう。

ポーカーの役一覧と図と説明、組み合わせ総数と出る確率

まずは、ポーカーの役とルール、出現率を覚えましょう。
強い順番に説明します。また、それぞれの役ができる確率も記載しました。

ロイヤルストレートフラッシュ(Royal Straight Flash)

ロイヤルストレートフラッシュ(Royal Straight Flash)

ポーカーでもっとも強い役が、ロイヤルストレートフラッシュ(ロイヤルフラッシュ)です。
成立条件は、同じスートのA-K-Q-J-10が揃うことです。
全組み合わせの中で4種類(スペード、クラブ、ハート、ダイヤ)しかありません。
リバーまでに役のできる確率は、0.00015%です。

ストレートフラッシュ(Straight Flash)

ストレートフラッシュ(Straight Flash)

ストレートフラッシュの成立条件は、手札とコミュニティカードを使って「同じスートで5つの数字が連続する」ことです。
複数プレイヤーがストレートフラッシュを作った場合、連番の最後の数字の強弱で勝敗が決まります。
※通常のテキサスホールデムではデッキは1組なので、ストレートフラッシュが複数できることはありません。

【例】最後の数字がQと7なので、上が勝ちになります。

ストレートフラッシュ(Straight Flash)の勝ち・負けリバーまでに役のできる確率は、0.0014%です。

フォーカード(クアッズ)(Four Of a Kind)

フォーカード(クアッズ)(Four Of a Kind)

フォーカードは、海外ではクアッズ(Quads)、フォー・オブ・カインド(Four Of a Kind)と呼ばれることが多いです。
成立条件は「同じ数字のカードが4枚揃う」です。
複数のプレイヤーがクアッズを作った場合、数字の強弱で勝敗が決まります。
リバーまでに役のできる確率は、0.024%です。

フォーカード(クアッズ)(Four Of a Kind)の勝ち・負け

フルハウス(Full House)

フルハウス(Full House)

フルハウスの成立条件は「スリーカードとワンペアが同時に揃う」です。
複数のプレイヤーがフルハウスを作った場合は、スリーカードの数字の強弱で勝敗が決まり、同じ場合はワンペアの数字の強弱で勝敗が決まります。
リバーまでに役のできる確率は、0.144%です。

【例】プレイヤーA、Bともにフルハウスが揃っています。
スリーカードはどちらも8ですが、プレイヤーAはAのワンペア、プレイヤーBは3のワンペア。
したがって、Aの勝ちになります。

フルハウス(Full House)の勝ち・負け

フラッシュ(Flash)

フラッシュ(Flash)

フラッシュの成立条件は「同じスートのカードが5枚揃う」です。
複数のプレイヤーがフラッシュを作った場合は、ハイカードの強弱で勝敗が決まります。
リバーまでに役のできる確率は、0.196%です。

【例】プレイヤーA、Bともにフラッシュが揃っています。
プレイヤーAのハイカードはA、プレイヤーBのハイカードはKなのでプレイヤーAの勝ちになります。

ストレート(Straight)

ストレート

ストレートの成立条件は手札とコミュニティカードを使って「バラバラのスートで5つの連続した数字が揃う」です。
複数のプレイヤーがストレートを作った場合は、連番の最後の数字の強弱で勝敗が決まります。
リバーまでに役のできる確率は、0.392%です。

【例】プレイヤーAは6-7-8-9-10、プレイヤーBは4-5-6-7-8のストレートが完成しています。
最後の数字が10と8なのでプレイヤーAの勝ちになります。

ストレートの勝ち・負け

スリーカード(セット、トリップス)

スリーカード(セット、トリップス)

スリーカードの成立条件は、「同じ数字が3つ揃う」ことです。
複数のプレイヤーがスリーカードを作った場合は、数字の強弱で勝敗が決まります。
強さのランクは、
A>K>Q>J>10>9>8>6>5>4>3>2
です。
リバーまでに役のできる確率は、2.12%です。

ツーペア

ツーペア

ツーペアの成立条件は「手札とコミュニティカードを使って2組のペアが揃う」です。
複数のプレイヤーがツーペアを作った場合は、数字の強弱で勝敗が決まります。
強さのランクは、
A>K>Q>J>10>9>8>6>5>4>3>2
です。
リバーまでに役のできる確率は、4.76%です。

【例】どちらもAのペアがありますが、プレイヤーAのもう1組は10、プレイヤーBは4なのでプレイヤーAの勝ちになります。

ツーペアの勝ち・負け

ワンペアの成立条件は「同じ数字のカードが1組揃う」です。
複数のプレイヤーがワンペアを作った場合は、数字の強弱で勝敗が決まります。
強さのランクは、
A>K>Q>J>10>9>8>6>5>4>3>2
です。

リバーまでに役のできる確率は、42.26%です。

ハイカード

ハイカード

上記の役が揃わなかった場合、手持ちのカードで一番強いカードがハイカードになります。
強さのランクは、
A>K>Q>J>10>9>8>6>5>4>3>2
です。

その他の気になる確率

次に、ポーカーでの様々な確率を紹介します。

プリフロップ

プリフロップ1 プリフロップ2 プリフロップ3 プリフロップ4 プリフロップ5 プリフロップ6 プリフロップ7

ターン以降で役が完成する確率

ターン以降で役が完成する確率※アウツとは、勝利するために必要なカードのことです。
【例】この場合、ハードがあと1枚出ればフラッシュが完成します。
13枚のうち4枚が場に出ていますので、アウツの枚数は9枚です。

※アウツの簡単な計算方法
アウツの確率をすべて暗記するのは大変ですので、「2倍、4倍の法則」を使うと便利です。
ターンとリバーで引ける確率はアウツ x 4
ターンorリバーのみで引ける確率はアウツx2
これを使って計算すると、本来の確率に似た数字が出てきます。

ハンド別勝率

ハンド別勝率

まとめ

今回は、ポーカーの役や様々な確率について紹介しました。
強いプレイヤーは、これらの確率が頭に入っているため、勝率が低い場面や高い場面に応じて、ベット額を上手く使いわけてプレイします。
とはいえ、いきなりすべてを覚えるの大変です。