フィリピン国家警察は20日、相次ぐ誘拐事件を受けて、フィリピンのオフショア・ゲーミング・オペレーター(POGO)業界に対する新たな規制として、全POGO労働者に対し入国前審査を強化すると発表した。IAGなどが伝えた。
Philippine News Agencyによると、国家警察のロドルフォ・アズリン・ジュニア長官は、労働者のビザや書類の審査を厳正に実施することが、より良いビジネス環境になると考えている。
「外国人労働者の要件には、彼らが自国で指名手配されていないこと、犯罪に直面していないこと、国家警察のクリアランスとNBIのクリアランスを取得すること、などがある。同様に、POGOやここで働く他の外国人は、彼らが法律を平気で破っていないか確認するために監視機構を持たなければならない。」
オンラインゲーム事業者に関連した誘拐事件の増加を受けて、フィリピン国家警察やゲーム規制当局のPAGCORなど、複数の政府機関が先週会合し、POGO関連の違法犯罪を根絶するための新しい協力体制を構築することが決まった。また、誘拐や人身売買の問題に対処できなければ、POGO産業全体が縮小されることになるとも警告している。