2024年03月29日

フィリピンのカジノ「オカダマニラ」、2019年のカジノ収益は前年比46%増の862億円

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フィリピンでカジノ「オカダマニラ」を運営するタイガーリゾート・レジャー&エンターテインメント(Tiger Resort, Leisure & Entertainment)の2019年通年のカジノ収益(GGR、顧客から集めた掛け金総額から支払う賞金と税金を差し引いた額)(速報値)は、前年の272億2000万ペソから46.2%増加し397億8400万ペソ(約862億4000万円)だった。

親会社のユニバーサルエンターテイメントが発表した。

セグメント別に見てみると、VIPのローリングチップ取扱高は前年比47.1%増の6077億1300万ペソで、売上高は57.0%増の198億5400万ペソだった。

マステーブルの取扱高は同19.3%増の196億7500万ペソで、売上高は同41.0%増の96億4500万ペソだった。

ゲーミングマシンの取扱高は同33.3%増の1598億6800万ペソで、売上高は同33.2%増の102億9500万ペソだった。

ホテルや飲食、小売などを含めた全体の売上高は、同46.0%増の423億8100万ペソで、調整後EBITDAは68億7800万ペソだった。来場者数は同24.2%増の604万6492人。

2019年12月単月のGGRは、VIPテーブルゲームが2倍以上の伸びを示し、前年同月比83.7%増の46億3200万ペソだった。ホテルや飲食、小売などを含めた全体の売上高は同76.2%増の49億8400万ペソで、調整後EBITDAは10億4000万ペソ。来場者数は64万4943人で、売上高とともに過去最高を記録した。

「オカダマニラ」は2016年12月21日にプレオープンし、2017年に入り正式に開所した。

タイガーリゾート・レジャー&エンターテインメントは2018年9月、日本のIR法案に関する調査や日本でのカジノリゾート事業の可能性を検討するため、東京都江東区に日本支店を開設している。

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