2024年03月29日

任天堂スイッチ「あつまれ どうぶつの森」がバカ売れ、発売6週間で1341万本

2019年度第4四半期(2020年1月〜3月)の任天堂スイッチの売上は、コロナウイルス (COVID-19)のパンデミックの影響で生産が中断しているにも関わらず、前年同期比34%増の329万本を記録した。3月20日にリリースされたスイッチ用ゲームソフト「あつまれ どうぶつの森」は、3月末時点で1177万本も販売され、売上を大きく牽引している。THE VERGEが伝えた

これは、わずか10日分の販売データを集計しただけでも、スイッチタイトルとしては7番目に売れたことになる。任天堂は「あつまれ どうぶつの森」が最初の6週間で1341万本を販売したと述べているが、そうなると「ポケモン Let’s Go! ピカチュウ Let’s Go! イーブイ」を抜いて6位に入った可能性が高い。

日本での販売台数は、「あつまれ どうぶつの森」が大ヒットしたことをすでに明らかにしていた。最初の3日間で他の「どうぶつの森」シリーズの「おいでよ どうぶつの森」「とびだせ どうぶつの森」や、任天堂スイッチの歴代タイトルの中で最も多くの売上を記録し、スイッチの販売台数を過去最高に押し上げた。

スイッチは3DSに2000万台の遅れ
任天堂の19年度(2019年4月〜20年3月)のスイッチの出荷台数は2100万台強で、予想の1800万台を簡単に上回った。全世界での累計出荷台数は5577万台で、3DSとはちょうど2000万台の差がある。任天堂は現在、今年度では1900万台のスイッチ本体を出荷すると予測しており、ライフサイクルのピークに達した可能性を示唆している。

任天堂の19年度の売上高は前年比9%増の1兆3085億円だったが、来年度の売上高は1兆2000億円との見通しを発表し、2018年度の水準に戻ると予測している。

スイッチの生産や出荷の遅れが徐々に回復してきているが、必要な部品の調達に問題が続く場合は影響を受ける可能性があるという。また、コロナウイルスの影響が長引いたり、さらに悪化した場合には、製品の供給に支障をきたす可能性もある。

任天堂は初夏に大型タイトルを発表する傾向にあるが、今後のソフトラインナップは非常に薄い。今のところスイッチ最大のタイトルは、今月下旬に予定されているWii RPG「ゼノブレイドクロニクルズ」のリメイク版だ。

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