カジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致を目指している長崎県は、佐世保市にあるハウステンボスでのIRが実現した場合、雇用者数は9980人、市内の人口が1万1528人増えると予測していることがわかった。長崎新聞が伝えた。
委託した大手コンサルタント会社による調査報告が市議会特別委員会に提出されたことで明らかになった。
調査は、IR誘致を見据えた公共インフラへの影響を検証。住宅需給量や、学校や上下水道、道路などが対象で、今年3月に調査結果をまとめていた。
調査結果によると、IR誘致による直接雇用者数は9980人、間接雇用者数は6973人増加し、市内の世帯数は9149世帯増えるという。
また、既報の通り、IRの資金調達において米不動産サービス大手CBRE、スイス金融大手クレディ・スイス、米金融大手キャンター・フィッツジェラルドから支援を受けると説明している。その他の支援企業については、事業者間の協議が整い次第公表すると話している。