2020年08月08日

第2四半期モバイルゲームのDL数と支出が急増、過去最高レベルに

モバイルデータと分析の調査会社App Annieによると、モバイルアプリとゲームのダウンロード数と支出は、2020年の第2四半期(4〜6月)に過去最高レベルに急増した。特にゲームは140億ダウンロードを記録した。Venture Beatが8日伝えた

出所:App Annie

コロナウイルスの流行の間、消費者は2020年第2四半期に350億近くの新しいアプリをダウンロードし、270億ドル(約29億円)を費やした。App Annieは、ロックダウンの制限が徐々に解除されても、人々が今形成している習慣は引き継がれるだろうと考えているという。

App Annieによると、すべてのモバイルアプリでの月間利用時間は2020年第2四半期に前年同期比40%増となり、2020年4月の1カ月間に2000億時間を超える月間過去最高を記録した。

出所:App Annie

中国や韓国など一部の市場がコロナウイルスから回復し始める中、インド、ブラジル、ロシアなどの地域では発生抑制に向けた取り組みが続いている。すべての国におけるアプリの利用率は、15%(米国)〜35%(インド)増加した。

Google Playのダウンロード数は前年同期比10%増の250億件、AppleのApp Storeでは前年同期比20%増の100億件近くの新規ダウンロード数を記録。Google Playでは、ゲーム以外のアプリが全ダウンロード数の55%を占めているが、AppleのApp Storeでは70%とやや高くなっている。しかし、消費者の支出に関しては、Google Playでは85%、AppleのApp Storeでは65%と、両方のストアでゲームが大半を占めている。

カテゴリー別に見ると、Google Playではゲーム、ツール、エンターテイメントがダウンロード数で最も多くなっている。AppleのApp Storeでは、ゲーム、写真、ビデオ、エンターテイメントが4四半期連続で最大のダウンロード数を記録した。平均的なユーザーは、その多くは自宅にPCがあるにもかかわらず、1日に4時間20分をスマートフォンで過ごしている。

出所:App Annie

2020年第2四半期の第1週には、モバイルゲームの週間ダウンロード数が12億を超えて記録を更新し、週間ダウンロード数は四半期を通して平均10億で推移し、前年同期比20%増となった。同四半期の全体のダウンロード数は、iOSとAndroidの両方で140億を記録した。また、隔離された消費者は、2020年第2四半期にアプリストア経由での購入に190億ドルを費やし、モバイルゲームにおける消費額で四半期の新記録を樹立した。第2四半期の消費者のモバイルゲームへの支出は、第1四半期よりも15%多かった。

2020年末までに、モバイルゲームの支出は、デスクトップゲームと家庭用ゲーム機をそれぞれ2.8倍以上、3.1倍以上にまでリードを広げると見られている。Google Playでのダウンロード全体に占めるゲームの割合は45%と、AppleのApp Storeの30%を上回っている。

Google Playでは、ゲームのダウンロード数ではインドとブラジルが最大の市場であり、絶対ダウンロード数ではインドとインドネシアが前四半期比で最大の伸びを示した。ジャンル別では、カジュアルゲーム、アクションゲーム、ボードゲームが前四半期比で最もダウンロード数を伸ばした。カジュアルカテゴリーではApplovin社のカジュアルパズルゲーム「Save The Girl」が、アクションカテゴリーではSea’s Garena社のバトルロイヤルゲーム「Free Fire」が成長を牽引した。

出所:App Annie

2020年第2四半期のiOSゲームダウンロード数の最大市場は米国と中国で、前四半期比ではサウジアラビアとインドが2大成長ドライバーとなった。AppleのApp Storeでは、アーケードジャンルが最もダウンロード数が多く、次いでアクションとシミュレーションのジャンルが続いた。

一方、前四半期比での成長を最も大きく牽引したのは、シミュレーションとアドベンチャーのジャンルだった。シミュレーションジャンルの成長に最も貢献したのは、Playrixのマッチ3パズル要素を備えたハイブリッドバーチャル水族館シミュレーション「Fishdom: Deep Dive」、アドベンチャー分野ではバーチャル世界構築ゲーム「Roblox」だった。

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Marie Okamoto

東南アジアで記者経験をした後、日本に帰国。現在はTheDiceのコンテンツプロデューサーとして、海外のニュースを中心に配信。