中国政府は、中国本土からマカオへ旅行を希望する人々のため、11月からeVisaスキームを完全に復活させると発表した。World Casino Newsが伝えた。
アメリカの投資銀行JPMorgan Chase and Companyによると、今回の再開は、申請枠の事前予約や面接、ビザの承認に7日以上待つ必要がないなど、マカオ旅行の制約を大幅に緩和するものという。
中国はコロナウイルスの流行により旅行制限をしており、マカオの1月以降の総ゲーム売上高が前年同期比53.1%減の約39億3000万ドルにまで激減した原因になった。
eビザ制度の完全復活は、マカオの正常化に向けた重要なステップであり、市内のカジノ事業者が、今後の財務状況を劇的に改善する助けになりそうだ。さらに、JPMorganの担当者は、マカオのカジノ業界が12月から徐々に回復すると確信しており、大衆向けゲームの収益が最終的に流行前のレベルの35%に達する可能性があると予測した。