昨年ラスベガス・ストリップで起きた銃撃事件の犯人が、実刑ではなく28カ月〜72カ月の保護観察処分を言い渡された。Las Vegas Review Journalが伝えた。
2021年11月7日早朝、当時17歳の男性が、ラスベガス・ストリップ地区で喧嘩をしていた男性を銃撃した。被害者は腹部に傷を負い、麻痺が残る可能性も指摘されていたが回復できたという。
現在18歳になった犯人は、保護観察期間と引き換えに、成人として凶器による襲撃の罪を1件認めた。衝動や怒りをコントロールするカウンセリングを受け、銃器の使用とストリート・ギャングとの交際を控えるという命令を受け入れた。
また、家族の所有するものも含め、銃器の所持やその周辺にいることを禁止し、携帯電話も1つに制限することを命じられた。
銃撃事件の弁護士は、実刑よりも執行猶予を支持する主張として、犯人がボクシングセンターで200時間の社会奉仕活動を行い、現在は地元の建設会社で週に30〜50時間働き、銃撃前の環境から離れようとしている、と述べた。
ストリップ地区では、ここ数週間、数多くの暴力事件が発生している。最近では刃物で2人を殺害し、6人に怪我を負わせる事件があった。