グーグルは、クラウドゲームストリーミングサービス「スタディア(Stadia)」で、最初の2ゲームに最も興味深い機能「クラウドチョイス(Crowd Choice)」機能を導入する。クラウドチョイスでは、視聴者は、ストリーマーがゲームに参加するチーム、プレイヤーが行う可能性のある他のゲーム内の選択肢などを投票できる。ストリーマーは最終的に、視聴者の提案に従うか、自分で選択するかを決める。この機能はユーチューブのストリーマーがファンと交流する方法を変える可能性がある。THE VERGEが伝えた。
10月1日にスタディア プロで発売されるゲーム『Dead by Daylight』は、クラウドチョイスを導入する最初のゲームだ。Dead by Daylightでは、この機能により、ストリーマーが試合中に他のプレイヤーを殺すことを任務とする「キラー」になるべきか、それとも回避や逃走を試みる4人の「サバイバー」のうちの1人になるべきかを観客に投票する機会が与えられる。Dead by Daylightのクラウドチョイスでは、観客の何パーセントが各役割に投票したかが示される。
『Baldur’s Gate 3』は10月6日に発売され、本機能に対応した第2弾ゲームだ。非対称のサバイバルホラーゲームである『Dead by Daylight』とは異なり、『Baldur’s Gate 3』は、ソロプレイや他のプレイヤーとのオンラインプレイが可能なRPGだ。クラウドチョイスを有効にすると、ストリーマーの視聴者は、制作者がストーリーを進行させるためにどのような物語の決定を下すべきかを投票できる。『Baldur’s Gate 3』では、グーグルは「キャラクターが誰と恋に落ちるかから、どの友人が敵になるかまで、すべて視聴者が決めることができる」としている。
日本ではスタディアのサービスはまだ開始されていない。