eスポーツ選手向けに法的マネジメントサービスを提供するDotX Talentが、選手の移籍交渉に特化したサービスを開始した。Esports Insiderが伝えた。
選手向け移籍交渉サービス開始の背景には、eスポーツチームと選手の利益相反問題がある。これは、双方の交渉代理を代理店が一手に引き受けるビジネススタイルにより引き起こされているという。
DotXのパートナーシップ責任者であるMitsouko Anderson氏は、次のようにコメントしている。
「私たちは、プロのeスポーツ選手が契約を締結する際に、選手自身の権利が守られているかどうかを確認できるよう、選手側も必要な情報を全て持っていることが重要であると考えています。スポーツ選手向け法律事務所Morgan Sports Lawの法的専門知識と、DotXのeスポーツに特化した知識の組み合わせにより、選手にアドバイスを提供し、利益相反の解決を目指します。」
移籍や契約更新に関わる短期的なサポートを対象とするこのサービスの利用料は、600ポンドの固定費用と、交渉した選手の年俸の5パーセントを予定している。
現在、DotXの顧客には、Complexity Gaming HeathstoneのMatthijs ‘Theo’ Lieftink選手、南アフリカのキャスターSam ‘Tech Girl’ Wright氏、複数のコンテンツクリエイターがいるという。