ニューヨーク州のギャンブル規制当局は4日、ニューヨーク市都市圏のカジノを監督する委員会にメンバー3人を増員した。ニューヨーク州はカジノ市場の拡大を目指しており、カジノを開設・運営するためのライセンス3件の検討が行われる。Spectrum News1が伝えた。
当局は、元ニューヨーク市住宅委員長のヴィッキー・ビーン氏、ニューヨーク女性商工会議所会長兼CEOのクエニア・アブロー氏、元ホフストラ大学学長のスチュアート・ラビノウィッツ氏の3人を指名。ライセンスは2023年以降に発行されると見られている。
ニューヨーク州は、今年はじめの州予算で、州北部カジノの排他的条項の廃止に合意し、カジノ市場の拡大を決めた。現在、ニューヨーク市周辺北部には、ネイティブアメリカンの部族が運営するカジノに加え、商業的に運営されているカジノが4つある。
カジノ開発業者やギャンブル関係者は、観光客が集まる可能性のあるニューヨーク市を主要な市場として長い間注目してきた。 一方で、北東部のギャンブル市場は飽和状態にあり、激しい競争の中でカジノ業界が困難になっていると疑問を呈する声もある。