2024年03月28日

カンボジアのカジノNaga World、1年以上続いたストライキが来月終結か

カンボジアのカジノ施設 NagaWorldの労働者が1年以上前に始めたストライキが、ようやく終結しそうだ。2月に交渉が再開する。Casino.orgが伝えた

NagaWorldのオーナーであるNaga Corpは、COVID-19の流行後に労働者を解雇。労働者はこれに抗議し、2021年12月にストライキを開始した。その際、同社は特定の労働組合契約を恣意的に書き換えようとしたとされる。

地元メディアによると、組合代表とカジノ側は2月17日に23回目の交渉のテーブルに着く。話し合いを取り仕切るのは、カンボジア労働諮問委員会のテス・ルカパル委員長だ。

従業員、組合代表者、支援者は、一握りの従業員の復職と賃金を要求し、NagaCorp社と13カ月間も争ってきた。平和的なストライキをしてきたにも関わらず、カンボジア警察はスト参加者を「平和を乱した」として何度も逮捕してきた。

この動きにより、世間はカンボジア当局を非難。当局側の逮捕や拷問疑惑に繋がり、人権侵害の疑惑が出てきた。

ナガワールド社は、解雇した373人の元従業員のうち、契約を合法的に終了させるための支払いを受けた255人と和解したとされている。しかし、別の118人の労働者は譲歩する気はないようだ。

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