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バリーズ、メディナの仮設カジノ開業を9月に延期

ロードアイランド州本拠のカジノ運営バリーズは、メディナ・テンプルにあるバリーズ・シカゴの仮設カジノの開業を、9月に延期すると発表した。Chicago Tribuneが伝えた

3日に行われた第2四半期決算説明会で、すでに数カ月延期されていた目標時期が9月になると発表された。仮設施設の開業予定日は、6月、7月、8月、9月と、この1年継続して目標が動いている。

バリーズのマーカス・グローバー最高財務責任者(CFO)は会見で、「前回お伝えしたオープン時期から少し遅れているのは明らかだ」と話した。

バリーズは5月、臨時カジノのスタッフとして、カードディーラーや警備員からハウスキーピングやマーケティングスタッフまで、700人以上の職を募集する張り紙を出した。

6月には、イリノイ州ゲーミング委員会(Illinois Gaming Board)から最終認可の前段階である予備認可を受け、メディナ・テンプルに750台以上のスロットマシンと50台のゲーミングテーブルの設置を開始した。当時、幹部は今月末までに約1000人のゲーミングポジションを配置する予定だと語っていた。

バリーズは、リバー・ウェストにある30エーカーのシカゴ・トリビューン印刷工場跡地に17億4000万ドルのカジノを建設するため、昨年白熱したコンペを勝ち抜いた。ネクスター・メディア社から2億ドルで買収し、2026年に常設カジノをオープンさせる計画だ。

前市長のロリ・ライトフット政権が、4つの競合入札の中からバリーズ・シカゴを選んだ看板施策であるこのカジノは、2028年までに年間調整後総収入(賞金が支払われた後に残るお金)で8億560万ドルを生み出すと予測されている。

2026年に予定通り常設カジノがオープンすると仮定すれば、6年目には2億4600万ドル近い年間収入が市にもたらされることになる。

この仮設カジノは、今年1億ドル以上の調整後総収入を生み出すと予測されていた。市は、2023年にカジノから7000万ドル近くを受け取る見込みで、これにはバリーズからの一時金4000万ドルも含まれる。

木曜日に行われた投資家向けプレゼンテーションによると、カジノのオープンが9月に延期されたことで、バリーズは仮設カジノの今年の収益を1500万ドルから2500万ドルと予想している。

「シカゴにオープンすれば、おそらく今年いっぱいで月350万ドルから500万ドルのインパクトがあるでしょう」とグローバー氏は話した。

来年までに、バリーズはこの仮設カジノが5000万ドルから6000万ドルの利益を生み出すと予測している。

現在10州15カ所でカジノを所有・運営するバリーズは、第2四半期に6億600万ドルの収益を上げたが、2570万ドルの損失を出したと木曜日に発表した。

 

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