米イリノイ州・シカゴのリバーウエストに、Bally’s Corporationがカジノを開業する計画が14日、市議会によって承認された。プロジェクトは次のステップとして、イリノイ州ゲーミング委員会からカジノライセンス取得し、カジノ計画を実行に移す。CBSが伝えた。
市議会は39対5の投票で、Bally’sがカジノ、ホテル、エンターテイメント施設をシカゴ川沿いのHalsted StreetとChicago Avenue近くのChicago Tribune Freedom Center印刷工場跡に建設するために必要な区画変更を承認した。
Bally’s Corporationが17億ドルを投資するこのカジノ計画には、カジノ、ホテル、複数のレストラン、イベントセンター、劇場、コンドミニアムとアパートメント、小売スペース、新しい公共公園が含まれる。建設雇用と常用雇用がそれぞれ3000人分創出される見込みだ。
カジノが建設されることについて市議員は、「このような機会により、その地域の顔を変えることができるので、大きな意味がある」と述べた。
市当局は、カジノは最終的に年間2億ドルの税収をもたらし、その税収は資金不足の警察と消防の年金制度に充てられると述べている。
ロリ・ライトフット市長らは、カジノからの収益がなければ、市はこれらの年金基金を補填するために、大幅な固定資産税の引き上げを求めざるを得なくなるだろうと指摘した。
3代にわたるシカゴ市長たちは、カジノ誘致活動に積極的だった。
一方で、カジノ建設地に隣接する地区選出の市議からは、ライトフット市長が入札した3社のうちBally’s社に決定した選考過程に疑義を呈し、反対している。