カジノ運営会社ウィン・リゾーツは2023年第1四半期の財務報告を発表し、収益が前年同期比49%増の14億2000万ドル(約1905億円)だったと発表した。全ての施設において運営収益が増加した。GAMBLING INSIDERが伝えた。
ウィン・リゾーツの総運営収益14億2000万ドルのうち、カジノ収益が7億6700万ドルを占め、最も収益に貢献した。ホテル客室からは2億7250万ドル、飲食部門からは2億3260万ドル、エンターテイメント、リテール、その他の領域からは1億5150万ドルが得られた。
第1四半期の運営利益は1億6950万ドル、純利益は1230万ドルだった。2022年第1四半期は1億8330万ドルの純損失を計上していた。
調整後のプロパティEBITDAR(税引前利益、金利、減価償却費、賃借料)は42億9700万ドルに上り、年間142%増加した。最大のEBITDAR増加はウィン・パレスの11億1900万ドルだった。
ウィン・リゾーツのCEO、クレイグ・ビリングス氏は、「米国では、ウィン・ラスベガスとエンコア・ボストン・ハーバーが全力を上げており、当四半期中に北米プロパティ全体で新たな調整後プロパティEBITDARの新記録を達成した。
マカオでは、数年間の困難な年月を経て、特にマスゲーミングとリテールビジネスでの訪問者と需要の意義深い回帰があり、嬉しく思っている」と話した。
ウィンは最近、39億ドルの新プロジェクト「ウィン・アル・マルジャン・アイランド」を発表した。これはアラブ首長国連邦のラス・アル・カイマに2027年に開業する予定だ。
先週には、トーマス・シェーン氏がアル・マルジャン・アイランドの社長に任命されている。
また、ウィン・リゾーツはリレーテッド・カンパニーズと提携し、来年初頭に授与される予定のニューヨーク市のカジノライセンス3つのうちの1つを入札することを発表している。