ゲームソフトウェア開発のテイクツー・インタラクティブは3日、6月30日に終了した2020年第1四半期の収益が、前年同期比54%増の8億130万ドル(約850億円)に達したと報告した。利益と収益の結果はウォール街の予想を上回るものだった。Venture Beatが同日伝えた。
「GTAオンライン」と「グランド・セフト・オートV」、「レッド・デッド・リデンプション2」と「レッド・デッド・オンライン」、そして「NBA 2K20」は、同社にとって莫大な売上に貢献した。第1四半期には、プライベート部門のインディーレーベルからは「ディスインテグレーション(Disintegration)」のみを発売している。他にも、「ボーダーランズ3」、「シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI」、「WWE」、「アウター・ワールド」、Social Pointのモバイルゲームなどが貢献した。時間外取引では、テイクツーの株価は4.75%増の175.65ドルとなっている。
テイクツー・インタラクティブは、デジタル収益が前年同期の4億2780万ドルから70%増の7億2620万ドルになったと報告している。同社は、コロナウイルス関連の滞在型受注がゲームへのエンゲージメントと支出の増加につながったと強調した。
これまでのところ、Tテイクツーによると「グランド・セフト・オートV」の生涯販売本数は、第1四半期の500万本を含め1億3500万本という。「レッド・デッド・リデンプション2」は3200万本、「NBA 2K20」は1400万本、「ボーダーランズ3」は1050万、「アウター・ワールド」は280万本を販売している。
NBA 2Kのデイリーアクティブユーザーは1年前と比べて82%増加している。第1四半期には、「レッド・デッド・リデンプション2」は前年同期の2倍の本数を販売した。これらの結果は、パンデミックの間にゲーマーがより多くのゲームをプレイしたことに起因すると考えることができる。ソーシャルポイントの「ドラゴンシティ」と「モンスターレジェンズ」のモバイルゲームが、前年同期と比較して当四半期の売上高を54%増加させるのに貢献した。
デジタル支出が現在のテイクツーのビジネスの最大の部分であることは明らかであり、次世代コンソールの発売に伴い、将来的にもそうなる可能性が高い。