世界最大級のオンラインスポーツベッティング会社1xBetは、倒産の危機にある。同社は現在、オンラインゲーム被害者代表財団(SBGOK)と長期にわたり法廷闘争している。GAMBLING NEWSが伝えた。
1xBetの運営会社1xCorp N.V.はロシア拠点で、数多くのオンライン・スポーツ・ベティング、iGamingのプラットフォームを運営している。同社は長年にわたり論争を起こしてきたが、2022年はこれまでで最悪の年になりそうだ。
1XCorpが地元の裁判所で破産宣言された2021年11月以来、キュラソー島ではトラブルが続出している。プレイヤー擁護団体SBGOKは、1xBetが賞金を支払わなかったとされる複数のプレイヤーの代理人として訴訟を起こした。キュラソー州の司法長官によると、たった一つの支払い請求にも応じないことは、企業の破産を宣言する十分な理由となるという。
さらに調査を進めると、1xCorpは未納の税金と賞金で数百万ドルの負債を抱えていた。裁判所は最終的にSBGOKに有利な判決を下し、このオペレーターの破産を宣言した。
1xCorpは、SBGOKがプレイヤーの代理人となる権利を争うことで、巧みな法的操作を行い、最初の判決を覆すことに成功。その後、長引く法廷闘争となった。1xCorpは裁判所の最新の判決を不服として控訴している最中だ。
キュラソーの司法長官であるR.J. Boswijkは、最高裁判所が1xBetの破産を公式に宣言するよう勧告した。この助言は法的な重みはないが、歴史的な先例によると、裁判所は通常このようなケースに応じる。このような判決が出れば、運営会社の時間稼ぎは終わりを告げる。