image001

出所:PUBG Mobile

PUBG Corp.の親会社であるクラフトオンが、マイクロソフトのクラウドコンピューティングサービス「アジュール」との協業を発表した。PCやコンソールでのPUBG、さらにはPUBGモバイルを含むクラフトオン製品の「個人データ保護」を確保するとしている。この提携により「プライバシー権が尊重され、関連するソフトウェアが適用される全ての法規制に完全に準拠することが保証される」とラフトオンは説明している。DOT ESPORTSが伝えた

今回の発表は、9月2日にインドでPUBGモバイルが禁止されたことを受けてのもので、インド電子IT省(MeitY)はデータ保護の懸念を理由に、PUBGモバイルとそのライト版の暫定的な禁止を命じた。同省は、同ゲームがユーザーのデータを不正にインド国外のサーバーに送信していたと主張している。

PUBGモバイルは、中国のテック大手テンセントがインドで公開していた。PUBG Corp.は公開禁止後、インドでのパブリッシングの責任を引き継ぐと発表た。PUBG Corp.は、ゲームをインドに戻すために「インド政府と協力して解決策を見つけたい」と述べていた。

Business Wireによると、クラフトオンとマイクロソフトは、個人データの保存が「クラフトオンとその子会社がゲーミングサービスを運営している地域の適切な要件」に沿っていることを確認するための「検証プロセス」も導入するとしている。

クラフトオンはさきに、PUBG Corp.と12月2日までに完全に合併すると発表。クラフトオンは、「関連する法律の下での義務と同じ範囲内」で、今後PUBGユーザーの個人情報を取り扱うことになる。

PUBGは、コンソールとPC向けにはPUBG Corp.が開発・公開しているが、モバイル版はTencentが開発・公開している。しかし、韓国では、PUBG Corp.が運営するPUBGモバイルの別バージョンが存在する。