フィリピンのギャンブル規制当局Pagcorは、オフショア・ゲーミング・ライセンシーに対する新たな規制枠組みの詳細を発表した。iGBが伝えた。
先月から適用されているこの新しい枠組みは、国内の違法なオフショア活動に取り組む省庁間の取り組みの一環だ。
特筆すべきは、すべてのライセンシーとサービスプロバイダーが試用期間とされることだ。彼らは今年9月17日の締切日までにPagcorの認可を再申請する必要がある。違法に営業していたオペレーターやプロバイダーは、新たな免許の取得は検討されない。
Pagcorのオフショアゲーミングライセンス担当アシスタントバイスプレジデント、ジェサ・フェルナンデス氏は次のように話した。
「現在の枠組みでは、ベットを受け入れるすべてのサービスプロバイダーはライセンスを申請する必要がある。これらの企業の実質的な所有者を評価し、違法行為に関与していることが判明した場合には、その責任を追及する。
付与されたライセンスまたは認定の範囲外の活動が認められた事業者は、新しい枠組みのもとではライセンスを付与されない。同様に、所定の期間内に再申請を行わなかったり、ライセンスを付与されなかったりしたライセンシーやサービスプロバイダーは、取り消しの対象となる。」
今回の発表は、フィリピンにおける違法なオフショア・ギャンブルに取り組むPagcorの最新の取り組みである。
現在実施されているその他の改革には、ライセンシーのコンプライアンス検査の強化や、さらなる調査のための取締機関への報告書の提出が含まれる。Pagcorはまた、規制に従わない事業者に重い罰則を科すことを約束した。
違法なオフショア活動に取り組むだけでなく、Pacgorは認可されていない店舗型のギャンブルもターゲットにしている。
6月、PagcorはXinchuang Network Technology Inc(Pogo)に対して家宅捜索を行った。これは、同サイトで犯罪行為が行なわれているとの情報を得たためである。
Pagcorは5月にもサンバレー・クラーク社のライセンスを取り消した。これは、サンバレーのハブ内に6棟のビルを所有していたCGCテクノロジーズもライセンスを取り消された後のことだ。