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ネブラスカ州で3番目となる競馬場型カジノが来月、来場者の受け入れを開始する。ネブラスカ競馬・ゲーム委員会は、コロンバス市のAgパークに仮設カジノを開設するためのゲームライセンスを承認した。シーザーズ・エンターテイメントが運営するこの臨時施設は、6月12日から営業を開始する。YOGONETが伝えた。

ハラーズ・コロンバス・レーシング・アンド・カジノのゼネラルマネージャー、ドン・オスタート氏によれば、このカジノは毎日午前9時から翌日午前1時まで営業し、250台のスロットマシンと電子テーブルゲームを提供する。これにより、数ヶ月前から営業しているリンカーンとグランドアイランドの仮設ゲーム施設に加わる形となる。

常設型のハラーズ・コロンバスは、面積約2600平方メートルで、2024年上半期に開業する予定だ。これはネブラスカ州で初めてのシーザーズの拠点で、500台以上のスロットマシン、14のテーブルゲーム、スポーツブックを提供し、州内最長となる1マイル(約1.6km)のサラブレッドトラックも特徴となる。

仮設カジノからは多くの税収が発生している。先月、ネブラスカ競馬・ゲーム委員会は、州内の仮設カジノから得られた収入を公表した。リンカーンのウォーホースカジノとグランドアイランドカジノリゾートは、4月だけでゲーミング税として140万ドル(約1億9300万円)近くを支払い、これは州のカジノ産業で2番目に高い月となった。それ以前の3月には、これら2つのカジノから155万ドルの税金が支払われた。

ネブラスカ州はカジノの総収益の20%を税金として徴収しており、これにより2つのカジノが4月に700万ドル弱を稼ぎ出しており、3月より70万ドル以上少ないと推測される。

また、リンカーンのカジノは昨年9月の開業以来、税金として620万ドル近くを支払い、一方でグランドアイランドのカジノは昨年12月の開業以来、220万ドル近くの税金を寄与している。

2つのカジノは近々拡張を計画している。ウォーホース・リンカーンカジノは来月、スポーツベッティングを追加する予定だ。グランドアイランドのカジノは夏にクラップス、ルーレット、ブラックジャックのテーブル、追加のスロットマシン、その他の設備を設置する。

またウォーホースは、6月下旬か7月初めにオマハのカジノ建設を開始し、2024年夏には主要なゲームフロアを開放する計画がある。恒久的なグランドアイランドのカジノの建設は、今年の州営フェアの後の9月から開始され、2024年末から2025年初頭にかけて完成する見込みだ。