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Lootcakesは、プライバシーに配慮した方法でゲームのプレイ習慣に関するデータを共有したVIPゲーマーに仮想通貨で報酬を与えるシステムを構築するため、ベンチャーファンディングで200万ドル(約2億1000万円)を調達した。このシステムを利用すると、これまでタダで手放していたプレイ情報を、ゲーム内購入などの特権と交換できるようになる。Venture Beatが20日伝えた

ニューヨークを拠点とするLootcakesによれば、プレイヤーは個人データの取り扱いに慎重になりがちではあるものの、第三者に情報を提供することでユーザーのプライバシーを犠牲にすることなく、そのリワードプログラム(ゲーム内の物を購入するためのギフトカードの形をとっている)を承諾するユーザーが十分にいるという。

Lootcakesは、その承諾したプレイヤーを利用し、無料で遊べるゲームにお金を使う意欲を示すネットワークを作った。Lootcakesは、主要なゲームプラットフォームでギフトカードと交換可能な仮想通貨「lootcakes」で報酬を与える。これにより、ゲーマーはお気に入りのゲームでより多くのバーチャルグッズを購入することができ、効果的にゲームをプレイするためのお金を得ることができるようになる。

LootcakesのCEOであるMatt Littin氏はGamesBeatのインタビューで、同社はこれを「報酬付きデータ共有」と呼んでおり、消費者はデータを受動的に手放すのではなく、より多くの欲しいものを手に入れるためにデータを活用していると述べている。

「私たちの基本的なミッションは、消費者(この場合はゲーマー)が自分のデータをほとんど価値のないものとして手放すのではなく、自分のデータを活用して自分の好きなものをもっと手に入れることができるようにすることです。消費者のエンパワーメントは、私たちがやっていることの中心にあります」

プレーヤーはApp Store、Google Play、またはSteamで配信されている無料ゲームに1ドル使うごとに、同社の仮想通貨である「Lootcakes」を受け取ることができる。「Lootcakes」は、主要なゲームプラットフォームのギフトカードと交換することができ、会員はお気に入りのゲームでより多くの仮想商品を手に入れることが可能。また、このメンバーは、プロモーション中のゲームで購入したり、ゲームに特化したソーシャルグループに参加したりすることで、報酬を増やすことができる。

このラウンドはKonvoy Venturesが主導し、SOSVとGAN Venturesが参加した。