2024年04月25日

ハワイ・オアフ島の議員がスポーツブック法案発表、店舗の設置目指す

ハワイ・オアフ島のジョン・ミズノ議員は、10年間のライセンスでオアフ島初の店舗型スポーツブックとカードルームを合法化する「スポーツゲーミング法案」を発表した。The Maui Newsが伝えた。

今回の法案は、カードルームにはテキサスホールデムの1ゲームのみを許可、スロットマシンは設置しないという条件で、オアフ島での店舗型カジノ開業を許可するというもの。近隣の島でも1店舗のカジノ施設を設置できるようにするという。

ハワイでギャンブルを合法にするために、過去に多くの法案が提出されたが、すべて否決されている。
今回の法案が実現すれば、ハワイは財政的な利益を得ることができると、提案者のミズノ議員は述べた。

同議員によると、ハワイ住民は毎年10億ドルをネバダ州ラスベガスで使っている。ギャンブルはハワイ住民に人気があるため、オアフ島にスポーツブックとカードルームを許可すれば、合法なギャンブルをより身近にできると考えたいう。地元のお金を地元経済に還流させるための選択肢を議論することが重要だと強調した。

上院財政・金融委員会の副委員長を務めるキース・アガラン氏は、反対意見は通常、ギャンブルの社会的影響への懸念であると指摘した。また、ゲーム産業が新しいお金をもたらすのではなく、レストランや観光などに使われていたお金がカジノに回るだけであり、観光産業からの反発もあるだろうという予想を述べた。

スポーツブック法案が提出される見通しの州議会は1月18日に始まる。

 

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