ホームカジノ・IRニュースフルハウスリゾーツ、23年Q1の収益で21%増、コロラドのシャモニーカジノ開業日は年末

フルハウスリゾーツ、23年Q1の収益で21%増、コロラドのシャモニーカジノ開業日は年末

フルハウスリゾーツは、今年の第1四半期の収益が前年同期比21%増の5010万ドルだったと報告した。収益成長は堅調だったものの、ワウキーガン(イリノイ州)の「ザ・テンポラリー」の開業に関連した開発費用が1050万ドルかかるなどしたため、1140万ドルの純損を計上した。YOGONETが伝えた

第1四半期の調整後EBITDAは2110万ドルに上昇し、21%増加した。これは今年2月17日に開業した「ザ・テンポラリー」の影響が一部反映されている。シルバースリッパーカジノやライジングスターカジノリゾートを含むミッドウエスト&サウスセグメントは、収益が4080万ドルに上昇し、前年同期の2990万ドルから36.2%増加した。

第1四半期の結果は、「ザ・テンポラリー」の約1.5ヶ月分の運営を反映しており、初回の報告期間で1040万ドルの収益を上げた。O’Hare国際空港から北へ約30分の位置にある「ザ・テンポラリー by American Place」は、イリノイ州レイクカウンティ唯一のカジノである。「アメリカンプレイスカジノ」は約4億ドルを費やして建設される予定で、1640台のスロットマシン、100台のゲームテーブル、スポーツブックを備える予定だ。

フルハウスリゾーツのダニエル・R・リー氏(社長兼CEO)は、「私たちの会社にとって画期的な四半期であり、アメリカンプレイスプロジェクトの第1フェーズがオープンし、すでに我々の財務結果に大きく貢献している」と述べている。「現在、そのマーケティングデータベースは約2万5000人を含み、着実に成長を続けている。「ザ・テンポラリー」のデータベースが拡大し、その他の設備が稼働し始めると、物件の収益と利益の貢献にさらなる成長が見込まれる」と付け加えた。

「ザ・テンポラリー」のソフトオープン以来、同社は運営を拡大し続けている。4月初旬、カジノ施設の2つ目のレストランである「アジア-アステカ」がメキシコとアジアの料理のフュージョンを提供し、客を迎え始めた。そして5月12日には、フルハウスは週末の24時間カジノ運営を開始し、テーブルゲームの制限全般とテーブルゲームの営業時間の全ての制限を撤廃する予定だ。

CEOは、「6月までに更に22台のテーブルゲームを追加し、高級レストランと現地のスポーツブックを開業することで、「ザ・テンポラリー」のオープンを完了する予定だ。我々は開業以来、通常28台のテーブルゲームしか運営してこなかった」と説明した。

同社はコロラド州クリップルクリークの「シャモニー」プロジェクトでの進捗を報告した。2023年12月26日に開業予定という。フランスアルプスのコミュニティにちなんで名付けられたこのカジノとホテルは、ワウキーガンの「アメリカンプレイス」と共に、完成後にフルハウスのポートフォリオで最も豪華で最大の収益源となると予想されている。

同CEOはまた、ラスベガスの「バリーズダウンタウンプライム」や「N9NEステーキハウス」で知られるバリーダカケ氏が、シャモニーカジノホテルで同社の高級レストランを運営することが決まったことも報告した。「その日には、ほぼ全ての体験が揃った状態でオープンする予定で、3つのホテルタワー、新しいカジノ、高級レストラン、駐車場をすべて開放する。我々は、コロラドで最もユニークなカジノの目的地となると信じている当施設に初めてのゲストを迎えることを楽しみにしている」と語った。

当初予定していた2023年中頃の開業よりもやや長いスケジュールとなるものの、待つ価値はあるだろう。「シャモニーのプロジェクトでは、エレベータータワーの建設が最高層に達し、ゲストルームと会議エリアの開発に取り組んでいる。我々はシャモニーが2023年の第4四半期に開業する時点で、クリップルクリーク初の高品質なカジノホテルになると考えている」と述べた。

「アメリカンプレイス」と「シャモニー」は、フルハウスにとって長期的な主要収益源となると予想されている。単独で見ても、どちらの会場も現在の運営者のポートフォリオ全体よりも売上が大きいと予想されている。

 

 

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