ウルグアイ・モンテビデオにあるカジノ「カジノ・カラスコ」の従業員が、職場から現金を盗んだ疑いで逮捕された。犯人の男はこれまでに1100万ウルグアイペソ（約3900万円）を不正に持ち出していた可能性がある。Casino.orgが伝えた。
警察は先週、カジノ・カラスコの従業員から、約42万ウルグアイペソの現金がなくなっていると通報を受けて捜査を開始。カジノで定期的に実施していた監査で金額が一致していなかったことが判明した。当時、カジノ施設の現金にアクセスできたのは2人だけだったという。
警察が同カジノに11年勤務していた33歳の男性従業員を尋問した結果、窃盗を認めたため逮捕した。
犯人は現金を後日回収する計画で、自分だけがアクセスできる場所に42万ペソを隠した。同様の手口でこれまでに1100万ウルグアイペソ以上を盗み出していた疑いがある。
男は現金の保管場所6カ所を明らかにしたため、警察は資金を回収したが、他にも隠し場所がないか調べている。
カジノ・カラスコ側も、さらに多くの資金が紛失していないかどうか、全面的な監査を行う予定だ。
カジノ・カラスコは、1921年に開業したホテル・カラスコの一部だ。2016年から経営不振が続き、コロナ禍でさらに悪化している。
