人気eスポーツチームFaZe Clanを運営し、eスポーツ企業で初めてNASDAQに上場したことでも注目されているFaZe Holdingsは、上場後初めて更新した財務報告書で、 2022年第2四半期は930万ドルの純損失を計上したことを明らかにした。
2022年6月30日までの3ヶ月間の売上は、前年同期比22%増の1880万ドルと好調だった。しかし赤字になった理由は、今後の成長のためのマーケティング費用が嵩んだことなどを挙げた。
FaZe Clanの最高経営責任者である Lee Trink氏は、次のように述べた。
「公開市場への参入を果たした今、FaZeはスポンサーシップ、コンテンツ、商品、eスポーツという4つの垂直分野でマネタイズすることに集中しています。我々は今年後半に向けてビジネスの勢いを増しており、特にクリエイターエコノミーとWeb3における新たなビジネスイニシアチブの立ち上げに取り組んでいます。」
FaZe Clanの最近の活動には以下のようなものがあった。
・DoorDashと提携し、ゴーストキッチンブランド「FaZe Subs」を立ち上げ
・新規メンバーとしてFaZe Deestroying、FaZe Ronaldo、FaZe Proze、FaZe ShanksをFaZe Clanに迎えた。4人のソーシャルメディアのフォローが合計で1,800万を突破。
・ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)との「1ON1」シリーズを発表し、FaZe DeestroyingがNFLプレシーズン中にいくつかの都市でマルチステージの競技を行う。
・世界初のリアリティ番組「FaZe1」の配信を開始し、全プラットフォームで7億5000万回以上のインプレッションと3900万分以上の視聴回数を記録。The Warehouse」と「Road to FaZe 1」を配信