オーストラリア協会通信によると、アレキサンダー・ガスナー氏は、ギャンブルによって約60万豪ドル(約5600万円)を失い、BeteasyとSportsbetという2つのギャンブル会社に対して連邦裁判所で訴訟を起こした。Gambling Newsなどが伝えた。
オーストラリアでは、ギャンブルによって破産、借金、健康被害など毎月数億ドルの損失が発生しており、ギャンブルはオーストラリアの公衆衛生問題とされている。各州が規制枠組みの改正を試みる。
ギャンブルで数十万ドルを失ったガスナー氏は、彼が賭けていた会社に対して訴訟を起こした。最終的には、損失を取り戻し、彼が失った金額に対する利息を求めるとともに、訴訟の法的費用の回収を試みている。彼が失ったお金には貯蓄やビジネスからの資金が含まれていたという。
ガスナー氏は2015年8月から2021年6月までの間に、ギャンブルによって数十万ドルを失った。Beteasyで遊んでいた2020年9月までの間、彼は約48万5000豪ドルを失ったと主張している。その後はSportsbetに切り替え、約12万1000豪ドルの損失を出した。
彼の訴状によれば、ガスナー氏はいずれの企業も彼が大きな損失をどのように負担できるのかを確認しなかったと主張している。また、ガスナー氏はSportsbetとBeteasyが彼がギャンブルをコントロールしているかどうか彼に尋ねなかったと主張し、二つの会社を「良心に反する行為」で訴えている。
さらに、ガスナー氏は、これら二つのギャンブル会社が彼に対してギャンブル活動を推進したと主張している。この事件についての公聴会は2023年11月3日に予定されている。