コロナウイルスの流行により、韓国のカジノは、施設の閉鎖期間を延長し、年末年始の連休中も営業しないことがわかった。Asia Gaming Briefが伝えた。
韓国では24日、新たに1237人のコロナウイルス陽性者が報告され、最大となった。
韓国観光公社傘下で、「セブンラック」ブランドのカジノをソウルで2カ所、釜山で1カ所運営するグランド・コリア・レジャー(GKL)は、計3カ所のカジノをホリデーシーズンまで閉鎖し、1月4日の朝に再開する予定であることを明らかにした。
ソウルのカジノは11月下旬と12月初めに閉鎖された。GKLはホリデーシーズンの閉鎖により、同社に160億ウォン(約15億1800万円)の損失が発生すると試算している。
同様に、韓国で「パラダイス・ウォーカーヒル」「済州グランド」「釜山カジノ」「パラダイス・シティ」の4つの外国人専用のカジノを運営しているのパラダイスは、は、12月15日に閉鎖したソウルのウォーカーヒルも、ホリデーシーズン中は閉鎖したままで、1月4日の午前中に再開すると発表した。同社は、これに伴う売上高の損失についての見通しを明らかにしていない。
一方、韓国国内最大のカジノで唯一地元住民の受け入れを認めている「江原ランド・カジノ(Kangwon Land Casino)」は、12月8日から閉鎖されている。再開日は未定だが、閉鎖1日ごとに約10億ウォンの損失を出していることが明らかにしている。
済州島では8つの地元カジノのうち4つが閉鎖されたままだ。これは地元でのパンデミックの影響ではなく、旅行規制により外国人旅行者のほとんどが入国できず、潜在的な客足が途絶えているためだ。