2024年04月25日

Sands Chinaが資本再構築、マカオのライセンス更新受け

Sands Chinaは、マカオのカジノライセンスの更新が認められたことを受けて、子会社の資本再構築を行うと発表した。AGBが伝えた

マカオ政府は、既存のカジノ事業者6社に2023年から10年間のカジノ運営ライセンスを付与した。これを受けての組織再編を発表したのは、ウィン・マカオに続き2社目。

Sands Chinaのライセンス保持子会社であるVenetian Macau Ltdの株式資本が、ゲーム法が定めている50億マカオパタカに合致するよう、48億マカオパタカを増資する。同社の常務取締役のSun MinQi氏は株式資本の15%を保持する。

Sands Chinaは、Venetian Venture Development Intermediate LtdとVenetian Concession Holding Ltdに4070万株のA種株式を40億7000万マカオパタカで割り当てることにより、株式引受を行う。

同社は、Sands Chinaが全額(直接的または間接的に)出資するSun氏に対して、730万マカオパタカの引受価格で730万株のクラスB種株式を割り当てる。Sun氏のVML株式は、VMLの清算までSands Chinaまたは指定された個人または法人がエスクローで保管し、Sun氏がVMLに代わって委任状を作成、「適用法令およびゲーミングコンセッションの条件に従い、VMLがSun氏の保有するVML株式を譲渡または償還する権限を付与」することになっている。

B種株式は、マカオのゲーミング法を遵守するため、VMLのマネージング・ディレクターが保有しなければならないが、VMLは「無償で」株式を取得し、VMLの新しいマネージング・ディレクターに譲渡することができるという。

 

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