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カジノ機器・オンラインゲームプロバイダーのライト&ワンダー社(L&W)は、2023年第1四半期の収益が前年同期比17.1%増の67億ドル(約9050億円)であったと報告した。同社はプレスリリースで、「全ての事業部門における成長、特にSciPlayとiGamingにおける連続の収益記録により増加した」と述べた。GGR ASIAが伝えた。

ライト&ワンダー社の3月31日までの3か月間での純利益は2700万ドルで、前年同期の6700万ドルの損失から大幅に回復した。

同社の四半期ごとの連結調整後EBITDA(利益前利息税金償却)は、前年同期比23.3%増の24億9000万ドルだった。同社は、このEBITDA結果は主に「全てのグループの事業部門での二桁成長」と「マージンの改善」によるものだと述べた。

ライト&ワンダー社は、「2023年に強い勢いで進み、強固なキャッシュフローを伴う二桁のトップライン成長を達成し、戦略的計画の実行と長期的な財務目標に向けた進捗を続けていく」と話している。

さらに、同社は米国のナスダックに続くオーストラリア証券取引所(ASX)での二次上場を進めることを取締役会が承認したと火曜日に発表した。

「取締役会は、ASXでの二次上場を追求することにより、会社と株主に対して大きな潜在的な利益があると考えている」という。

その利益には、「オーストラリアでの会社の露出度を高める」こと、ゲーム業界の「主要市場」の一つであるオーストラリアへのアクセスを提供し、そして「米国とオーストラリアの強固な株主基盤を補完する新たな長期的なオーストラリア機関投資家へのアクセスを提供する」ことが含まれている。

ライト&ワンダー社の社長兼CEO、マット・ウィルソン氏は、グループは2023年に「強いスタートを切った」と述べ、次のように続けた。
「我々の戦略と規律ある投資が、強固な製品ロードマップの開発と実行を続ける中で、強化されたリターンを生み出している。これは2022年に見た強い勢いを基にしている。
チームは四半期中にいくつかの顕著な勝利と重要な立ち上げを遂げ、私たちの長期目標に向けた進歩を支えるための豊富なゲームのパイプラインを持っている」

報告期間中のゲーム収益は41億9000万ドルで、2022年第1四半期の35億5000万ドルに比べて増加した。このセグメントの調整後EBITDAは20億6000万ドルだった。

ゲームセグメントの成長は、「マシン販売の継続的な勢い」により推進され、「その収益は前年同期比53.4%増の15億8000万ドルに上昇した」。

同社は、3月31日までの3か月間に7678台のゲーム機を販売しており、これは前年の5296台よりも多い。このうち、アジア太平洋地域を含む国際市場で売れたのは3621台だった。