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Moody’s Investors Serviceは、マカオのカジノ運営会社Wynn Macauを含むWynn Resorts の融資部門であるWynn Resorts Financeのレバレッジが「今後12~18カ月間上昇したまま」となる可能性があると発表した。Business Newsが伝えた。

金利・税金・減価償却費・償却前利益(EBITDA)に対する負債の比率は、7.3倍から9.5倍の範囲になると予想。Moody’sの評価によれば、今年9月までの12カ月間で23.2倍になっている。

Wynn Macauは、中国のゼロコロナ政策に関連して、低め〜マイナスのEBITDA四半期を連続して報告していたが、ゼロコロナは今月初めに当局によって段階的に廃止され、検査の縮小や停止、インバウンドの検疫の廃止など、一連の段階的な措置が取られた。

Moody’sは報告書の中で、ラスベガスとEncore Boston HarborのWynnのカジノ事業について「回復し、堅調な営業成績をあげている」としながらも、マカオの回復は「より長期化している」と指摘した。

Moody’sの予想では、マカオの2023年のマスマーケット向け総ゲーミング収入(GGR)は、2019年の水準より約50%高くなる。2024年にマスマーケット部門が「より大きく」回復すると推定している。

マカオのVIPセ部門については、ジャンケット等の規制が強化されたため、2023-2024年のGGRは2019年のレベルを大きく下回ると予想している。