ゲーム・ホテルサービス運営のマカオレジェンド・デベロップメント社は、ラオスにあるカジノ「サヴァン・レジェンド」を4500万ドル(約63億円)で売却する初期合意に達したと発表した。Inside Asian Gaming、GGR Asiaが伝えた。
日本の実業家ヨシナリ・シュンド氏がサヴァン・レジェンドを取得する。取引は、マカオレジェンドの間接的な完全子会社であるMLDリゾーツ・ラオスの売却を含む。
マカオレジェンドによれば、正式な契約は8月中旬までに締結される可能性がある。
売却理由について、マカオレジェンドは次のように説明した。
「2022年度にラオス人民民主共和国でのゲーム・ホテル事業は利益を上げていたが、財務成績は不安定で、ラオスにおける制約が増えることで今後の利益性が制限される。
もし売却が実現すれば、グループはマカオでのビジネス運営や全体の今後の開発に向けて、より多くの財政資源を再配分できる。意向書の締結と売却は、会社と株主全体の利益になると取締役会は考えている」
マカオレジェンドは今年初め、マカオ半島のレジェンド・パレスでカジノを運営継続するため新たに3年の契約をSJMと締結したが、新型コロナウイルス感染症のパンデミックと関連する国境制限の影響を受け、2022年12月31日までの12か月間で6億720万香港ドルの損失を報告した。