2023年12月08日

マカオのメルコリゾーツ、コロナ規制緩和で収益は51%増

カジノ含む統合型リゾート(IR)の開発・運営会社であるメルコリゾーツ&エンタテイメントは、マカオにおける新型コロナウイルス関連の制限緩和が主な要因となり、収益が前年同期比51%増の7億1650万ドル(約962億円)だったと発表した。iGBが伝えた

メルコのローレンス・ホー会長兼CEOは、マカオのゲーム業界が2023年に前年比でどれだけ回復したかを詳しく説明した。
「2023年の第1四半期に、1月初めの国境制限緩和後、マカオでの回復が非常に良いスタートを切った。
4月に入ってからの勢いはさらに向上し、5月のゴールデンウィークでは、マスマーケットのテーブルゲームの落ち込みとゴールデンウィーク期間のマスゲーム総収益が2019年の同期間を上回った。」

2022年、マカオのカジノは、夏季のロックダウンを含むコロナ関連の制限などにより、特別行政区の収益を52億ドルに押し下げ、過去最悪の年を経験した。これは2021年比で51.4%、パンデミック前の2019年からは85.5%の減少であった。

今年3月31日終了の3か月間では、同社は40万ドルの営業利益を記録した。前年の営業損失1億3590万ドルから大幅に改善した。

メルコのEBITDAは、前年5600万ドルから1億9090万ドルへと240.7%増加した。

しかし、同社の負債義務と負債を考慮に入れると、メルコは第1四半期に8130万ドルの純損失を出している。

同社の主力カジノであるマカオのシティ・オブ・ドリームスの収益は、前年同期比39.6%増の3億5830万ドルだった。調整EBITDAは9490万ドルで4440万ドルから上昇した。

同社は、EBITDAの前年比増加は主に、マスマーケットのテーブルゲームセグメントとリゾートの非ゲームオペレーションが良好だったこととが理由と説明した。

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