2022年12月06日

豪カジノのクラウン、責任あるサービス義務違反で罰金100億円超

豪ビクトリア州ギャンブル・カジノ管理委員会(VGCCC)はカジノ運営企業クラウンメルボルンに対し、責任あるサービス義務違反のため、1億2000万豪ドル(約113億円)の罰金を課したと発表した。クラウンメルボルンに対する罰金は今年に入って2件目。ABC Newsが伝えた

VGCCCによると、顧客が24時間以上休憩を取らずに続けてギャンブルするのを止めなかったなどの違反があった。また、カジノは、スロットマシンの「自動プレイ」を模したプラスチック製のピックやその他の装置を利用する客を阻止するための法定宣言に従わなかったことも明らかにした。スロットのプレイボタンを押し下げるために使われるクラウンブランドのピックまで客に提供していたという。

VGCCCのフラン・ソーン議長は、クラウンがギャンブルに関連する利用者への害を最小限に抑えるための「法的・道徳的義務」を果たせなかったと述べた。

「私たちが今日クラウンに課した総額1億2000万ドルの記録的な罰金は、委員会がギャンブル関連のリスクを増加させる不正行為を容認しないことをクラウンに強力なメッセージを送るでしょう」

ソーン議長はまた、今回の違反は個別的な話ではなく、他の件とひと続きであると指摘した。

「これらは、およそ12年にわたるクラウン社による広範で持続的、かつ組織的な失敗のパターンです。経済的損失、自殺未遂、強制的な性労働など、2~3日続けてギャンブルをする人たちの、本当の危険、実話があります。私たちは忘れることはできませんし、容認することもできません」

今年初め、規制当局は、中国からの違法な資金移動を可能にするスキームがあったとして、クラウン社に8000万ドルの罰金を科している。

シェアする