アップルが、複数の限定的なAR機能を備えた「ほぼVR」のハイエンドなスタンドアロン型ヘッドセット開発に取り組んでおり、2022年の発売を目指している。UPLOAD VRが伝えた。
2019年のThe Informationの記事の後、2020年半ばにこのデバイスについて最初に報じたブルームバーグは、このデバイスは、より高度なAR機能を備えたヘッドセットの先駆けとなるものであり、ゲームやメディア消費、コミュニケーションに使用されるだろうと述べた。眼鏡スペーサー(眼鏡をかけたユーザーがヘッドセットの中に眼鏡を入れるスペースを作ることができるようにするもの)は、サイズの調整のためにデバイスから取り除かれたと言われている。現在のデザインには、システムを涼しく保つためのファンも含まれており、布製のオーバーレイが付いている。
コードネーム「N301」というプロトタイプ段階にあるこのデバイスは、フェイスブックのOculus Quest 2(税込3万7100円)よりもはるかに高価で、同社の最新のチップを利用し、「現在のヘッドセットで見られるものよりもはるかに高解像度の」ディスプレイを備えているという。
デバイスはOculus Questと同等のサイズで、AR 機能を有効にするための外部カメラとハンドトラッキングが含まれているようだ。しかし、それらの機能はデバイス自体と同時には出荷されない可能性がある。また、このデバイスは「rOS」という新しいオペレーティングシステムで動作するという。
ブルームバーグは、この計画が破棄される可能性や、その最初のイテレーションでは少数での限定販売にする場合もあると指摘している。